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2006年8月27日 (日)

湖の鱒釣り

ようやく秋の空気に変わった北海道だが、依然として気温の高い状態が続いている。いつも行く支笏湖ではまだセミが鳴いているし水温もかなり高い。こうも暑い日が続くと魚はまず釣れないので釣り人はほとんどいないが、携帯電話の電波が届く支笏湖しか行くところがないのでしょうがなく行く。カメムシが湖面に浮く秋はその強烈な匂いにつられて大物が岸に寄ってくることがある。正午ごろから釣り始め3時間ほどねばったが釣れるどころか魚の気配が全くない。真上から照りつける強い日差しと水面からの照り返しがきつく紫外線を2倍浴びているのが実感できる。支笏湖の釣りは毎年パターンが違うのでこれまでのデータはほとんど役に立たない。日ごろの行いが釣果を決めるといっても過言ではない。かの小説家で釣りの大家、開高健先生は著書の中で釣りの三大要素は運、根、勘とおっしゃっている。ようするにほとんど釣れないのが鱒釣りである。その通りで特に湖の鱒釣りはこの時期はまるで修行のようである。一時間二時間は待つうちに入らない。三時間くらいたってから、今日は釣れないかも、と自信がなくなり、半日を過ぎると焦り、苛立ちから諦めに代わっていく。広い湖にポツンと一人だけ。孤独の世界にどっぷりと浸かる。人生を見つめ直すいい機会だが、ついつい日ごろの些細なことが次々と浮んでは消え、ふと我に返ったりする。ところがこういう時にかぎって突然釣れる。黒い羽虫に似せた毛ばりを何気なく浮かべて見つめていたときだった。ついに出た。鱒は反転して水中に消えた。その瞬間リールが回るギューンという音とともラインが湖の沖に向かってひきづり出された。至福の瞬間が突然訪れた。心臓が口から飛び出そうになる。周りに誰もいないの確認して雄たけびをあげてガッツポーズをとってみたりする。誰かが見ているとバカみたいに見えるはず。事実、釣りバカなのでしょうがない。5分ほど魚との攻防が続いただろうか。丸々と太った49センチのニジマスのメスだった。支笏湖のニジマスは黒い斑点がなく背中は深い青、体の中心部分に薄いピンク色がにじみ体全体が銀色に光ってる。まさに宝石のような魚体だ。体長を計測し水に戻してやるとニジマスはゆっくりと再び湖水へと戻っていった。

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コメント

ついに今シーズンの良型ニジマスとしては初物ゲットですね。おめでとうございます。これからという時に石垣行き。心が二つに引き裂かれる思いかな?(^_^;)

投稿: HS | 2006年8月28日 (月) 20時18分

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