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2006年9月20日 (水)

台風13号は猛烈だった。その一

9月13日久しぶりに石垣島の米原海岸で泳いだころ、台風13号が八重山を目指してゆっくりと北上していた。北海道から友人夫婦が14日に来る予定だったので気をもんでいたが、台風のスピードが遅く間一髪で石垣島入りできた。翌日は暴風圏に入ることが予想された。「今日を逃すと海には入れないから今から海に行こう」空港に迎えに行った足で夕日を追いかけるように米原海岸に車を飛ばした。風もそれほど強くなかったが、リーフの外は沖合いからのうねりが徐じょに強くなってきているのが分かった。小一時間、シュノーケルで米原のリーフ内を案内した。大和ハウスのリゾート開発に反対する署名をしていた友人は「これがあの米原海岸か」と感慨深げに感想をもらした。生まれて初めて見るサンゴ礁は彼の期待を裏切らなかったようで、魚、サンゴなど多様な生き物に感動していた。そのころ台風13号は北西から北寄りに進路を変えて八重山を直撃するコースをゆっくりと進んでいた。その夜、友人夫婦と大川にある居酒屋で石垣島の料理を堪能した。アーサ、オオタニワタリ、アダンの新芽の天ぷら、ゴーヤチャンプル、イカ墨焼きそばを食い、泡盛をおおいに飲んだ。長年の夢が叶った我々はその夜少々飲みすぎた。港にある駐車場の車の中で夜を明かした。時より降る雨が窓から吹き込んで火照った顔をぬらしてくれた。翌日、台風は確実に石垣島に近づいてきた。夕方からは風も強まり30メートルの風が吹き雨も横殴りになった。友人夫婦と我が家で夕食を共にした。テレビは台風の気圧が925ミリヘクトパスカルに下がり最大風速は50メートルと伝えていた。しかもコースは八重山を直撃すると予想。雨戸を閉めて台風にそなえた。いつものように植木鉢を壁に寄せ、門の扉を大きい植木鉢で固定していた。飛びそうなものは仕舞いいつもなら万全の態勢だった。雨戸の節穴が笛のように鳴り出し不気味な音に友人夫婦が「タクシーを呼んで欲しい」と言うのでホテルに車で送った。友人夫婦と別れた午後10時ころには暴風雨圏内に入ったころだった。レンタルビデオは客が列を作っており、お目当ての「モーターサイクルダイアリーズ」がすでに出ており諦めて家に戻った。床に就いたのは午前0時近かった。停電になったのはそれから間もなくだった。クーラーが止まったが、雨戸とアルミサッシの隙間から風が入り、寝苦しくはなかった。猛烈な風が吹くと雨の音はかき消され今までに聞いたことのない轟音が響き、雨戸がガタガタと鳴りだした。ついに猛烈な台風がやってきた。つづく

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