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2006年9月 6日 (水)

大和ハウスとリゾートホテルとCM

先日テレビ番組「ガイアの夜明け」が石垣島のリゾート開発を取り上げた。友人のブログ「八重山の散歩道2」でその内容が語られている。期待はしていなかったがこのリゾート開発問題で大和ハウスの企業名は出なかった。からくりは明白である。この番組のスポンサーがダイワハウスだからである。大和ハウスのグループ企業の大和リゾートが全国で31番目のリゾートホテル建設を計画している。仕事柄ニュース番組はほとんど見ているが主要チャンネルのニュース番組にスポンサーになっている。それも今年になってから急にである。大和ハウスのこの行動の時期は石垣島での環境保護運動が活発になった時期と重なる。なぜならダイワハウスがホテルを建設しようとしている場所が国立公園として指定されようとしている国内でも超一級の環境を持つサンゴ礁で囲まれた海岸であるからだ。海岸名は米原海岸。石垣島に行った人で米原海岸を知らない人は石垣島ファンもどきである。それほど島の人や石垣島ファンにはかけがえのない貴重な海である。ダイワハウスの環境調査ではこの海岸ではウミガメの産卵は限りなくゼロに近いという報告をおこなっていた。ところが、環境保護活動に熱心な住民によってそのウソは暴かれてしまった。今年に入って確認されただけで3匹のウミガメが産卵している。住民による調査では、生まれた子ガメは300匹以上であった。これは石垣市役所でも確認されている。ダイワハウスは企業イメージダウンを恐れたのである。かつて私は自身のヤポネシアビデオのホームページ日記で「本業に励みなさい」とダイワハウスに提案した。大和ハウス関係者は私の日記を定期的にチェックしているのでこの提案は耳に、目に届いているはずである。リゾートホテル完成後の海の惨状は明白である。いくらBOD(生物的酸素要求量)をクリアーする排水を流しても環境破壊は免れない。大和ハウスは現在、全国10箇所でゴルフ場を経営する企業である。いったい何本の木が切り倒されたのだろうか。切った木の数だけダイワハウスは植林したのだろうか。ゴルフ場となった森を元の状態に戻すのは人間の一生の年数だけでは無理である。少なくとも三回の人生が必要である。私は人生の一時期を山仕事をして過ごした経験がある。50キロの苗木を背負って山道を一時間かけて登り、10ヘクタールの伐採地に一ヶ月をかけてその苗木を植えた。もう20年前になる。その苗木はスギやカラマツであったのが今も心残りである。出来れば実のなる広葉樹を植えたかった。【極相林】とは、森が荒地から草原になり潅木が地表を多い始め、ある場所ではシラカバの林と成り、リスが何世代もかけてどドングリの実を運び、鳥たちが何十世代もかけてヤマブドウの種を運び、やがて森は本州では生命力あふれるブナの原生林、北海道ではミズナラの森へと成長していく完成された自然の姿をいう。森が熟成した【極相林】となるまでに数百年の年月を必要とする。その森をダイワハウスは一瞬にして破壊してきたのである。私はダイワハウスの営業を妨害するつもりは毛頭ない。繰り返すが「大和ハウス社員諸君、本業に励みなさい」 わたしは子や孫、その子どもたちの生きる権利をこれ以上奪わないでくれといっているに過ぎない。CMの影響力は多大である。だからこそ企業倫理が今、問われている。私はこの秋に北海道富良野で知り合いが進めているゴルフ場跡地に植樹する活動に参加しようと思っている。ダイワハウスの社員の誰かがこのブログを見たのなら一緒に植樹に参加しようではないか。そして地球の将来を語ろうではないか。あなたたちの子や孫のためにね。

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