« 核実験 | トップページ | テレパシー »

2006年10月26日 (木)

地球高温化と大和ハウスと男の子

ここ半月ほどドキュメンタリーの新作の編集に没頭した。石垣島のある老人の物語である。78歳の今も現役の船大工をやっている人で、大変元気なオジイ。一緒に電灯潜りといって夜中に懐中電灯と銛をもって潜るわけだがオジイが10何匹獲ったのに僕は坊主だった。キャリアーが違う。全く刃が立たなかった。そんなオジイの物語の上映会を石垣島でやることになった。12月10日(日)カフェタニファ。以前ここでやったブラジルのドキュメンタリーがドイツの映画祭で入選したので縁起がいい場所である。最初の撮影から丸3年以上かかった。ようやく完成の運びとなって肩の荷が下りた。日銭を稼ぐ仕事があまりなかったのでこの間半日は釣り、半日は編集と夜中まで起きていたのですっかり夜型の生活になってしまって、不健康な日々が続いている。そろそろ元に戻さねばならない。

10日ほど前に富良野で倉本聰さんと飲んだときに低気圧が異常に発達するこのごろの話になって、これは間違いなく地球温暖化の影響ですね、といったら倉本さんは、違うよ、地球高温化だよと僕の言葉を訂正した。温暖化という言葉には暖かくなって過ごしやすいといったイメージがあるが現実はもっと深刻だ。地球は高温化しているという。なるほど、と僕は同意した。危機感が全く足りない。この期に及んで石垣島に大型リゾートを計画している大和ハウスは地球高温化を促進することに何の配慮のかけらも持っていない企業なんだな。早いこと計画の凍結を決断しなければ、敵がだんだん増えることになる。このブログを始めとして、さまざまな人たちが石垣島の大和ハウスリゾート計画を非難し続けることになる。倉本さんが塾長を勤める富良野自然塾では農薬付けになったゴルフ場の跡地を元の森に戻そうと植樹を続けている。ぼくも一役買ったわけで、時代は代わったことに気づかないダイワハウスはバカである。バカは倒産しなければな直らんか。言ってみれば大和ハウスは人類の敵であるぞ。阪神淡路大震災後の住宅建設でぼろもうけした会社がそれをリゾートホテルの開発につぎ込もうとする姿はあまりにみっともない、恥ずかしい、下品で、最低で、おぞましい、たたられるぞ。

夕方帰宅すると留守番電話が入っていてた。録音を聞くと小学生の男の子の声だった。「オカア。今日はご飯炊いたほうがいいの? この電話聞いたら電話ちょうだい」といって切れた。間違い電話だった。ジーンときて、目頭が熱くなった。小学校低学年の男の子の声だった。勤めに出ている母親が帰るまでに炊飯器でご飯をたいて待っている男の子の顔が浮んだ。

|

« 核実験 | トップページ | テレパシー »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。