« 事件 | トップページ | 編集完了 »

2006年12月 1日 (金)

この世の夢 あの世の唄

この冬は暖冬という予報が出たとたんに寒くなった。明日の最高気温は3度くらいらしい。サケを2本買ったのでスモークサーモンを作ろうと思う。塩、砂糖、ワイン、野菜で作ったソミュール液に三枚に下ろしたサケを今漬け込んでいる。明日あたりに取り出して、一日乾燥させたあとに煙で燻そう。これがワインにあうんだなあ。今から涎が出てきた。

先日、吟遊詩人(と僕は勝手に呼んでいる)の下田逸郎さんからDVDが送られてきた。タイトルが「この世の夢あの世の唄」 下田さんの唄と何人かの映像作家のコラボレーション作品だ。下田さん自身の撮影した旅、マネキン、女性の死体(かなりの美人のモデルか女優が演じている)、などが唄と共に映し出されていた。ぼくは日ごろニュースを撮っているので死体が出てきたときに「これはフィクションですか」と下田さんに質問してしまった。

「この世の夢」とはまさに現実と非現実との境を漂う世界。僕の撮ったドキュメンタリーは超現実の世界。マネキンや死体の映像は非現実世界ながらデパートやニュースで見る現実のもの。このDVDを見ているとどこまでが現実でどこからが夢の世界なのかが判らなくなってしまう。そんな不思議な作品に仕上がっていた。

下田さんが旅で出会った人々はジャンルがさまざま。彼の懐の深さを感じる。旅の魅力はそこにある。旅の出会いは予想をはるかに超え、五次元の世界に彷徨う自分を見つめることになる。旅は時空を超え、あの世の世界に漂う自分に出会うことになる。この30年の間に旅をした場面が次々に現れてくる。砂漠、ヒマラヤの山々、雑踏、物売り、銃声、古代遺跡、星空、朝日、牛の声、娼婦街、タクシードライバー、リキシャ、アヘンを吸う老人、薪を運ぶ少年、ホモの警官、病気の赤ちゃんを抱いた13歳の母親、カナダで森林を破壊する日本人企業家、サケを獲る人、ライフル銃を撃つ反政府軍兵士、獲物を射止めた森の人、ピラニアを釣る友人。舟大工の老人。そんな場面が次々と浮んでは消えていく。

あの世を歌う下田逸郎との出会いはこの世を彷徨う僕を再び、旅へと誘う。

うたびとたびびと---下田逸郎の旅と唄 「この世の夢 あの世の唄」は12月1日リリース。

|

« 事件 | トップページ | 編集完了 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。