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2007年8月 5日 (日)

寄せクジラ

先日、苫小牧の海岸にクジラが打ち上げられた。12メートルのコククジラというヒゲクジラの仲間だそうだ。その日のニュースはクジラの肉は食べないようにしてくださいと保健所のお達しを伝えていた。

今日、アイヌ民族博物館に舟つくりの撮影に行った際に友人の野本さんから聞いた話。

「明治政府は北海道を植民地し、漁業権をもアイヌから奪い鮭はもちろんクジラも獲れなくした。昔は岸に打ち上げられたクジラは海からのいただき物として、その肉は皆で分けて食べていた。人間だけではなく、カラスの分も残していた。クジラは大変なご馳走でついつい食べ過ぎて、お腹を下す人がいたそうで食中毒と間違えた北海道の保健所はこの寄せクジラの肉は食べ無いようにと早々には発表したのではないか」

そろそろ鮭を獲る準備を始める時期になった。ひと月後には北海道の河川にまた鮭が上って来る。

最近、企業や行政の不正がテレビや新聞を賑わすことが増えた。間違いは間違いと認めて改めるという当たり前のことが、今の日本社会では出来ないでいる。少数、先住民族アイヌから生活する権利を奪ったまま、鮭を食べている我々の生活は間違っているだろう?ミートホープ社の田中社長もあきれることをやってきたんでないかい?我々は。

2006年6月30日に閉幕した第1回国連人権理事会で先住民の権利に関する国連宣言案が承認されるなど、先進国を中心に国際社会では先住民の集団的権利を認めていこうとする動きが強まってきている。日本の政治状況は悲惨なほどみすぼらしく、年金問題を解決するのがやっとっで、今の安倍政権には先住民はまったく視野に入ってないことは見ての通りである。

間違いを認め、お互いの歴史を認識しつつ未来について前向きに話し合う姿勢。こんな当たり前の社会が来るのはいつのことか。

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