« アイヌ文化の担い手 | トップページ | ピンポンダッシュ王子 »

2007年9月23日 (日)

昨日は友人が子ども連れで我が家を訪れてくれた。4歳と1歳の女の子がかわいいのなんの、まるで天使が降りてきたようであった。孫ができたらこんなだろうなと女房と話した。

白化現象で死滅しそうだった珊瑚が生き返りつつあるという嬉しい石垣島から風の便りが届いた。水温上昇で死に掛けたていたが、その後の台風の襲来で海水がかき回されて表面近くの温度が下がったのだろう。電柱が倒れたり農業などの被害があったのだが、珊瑚が助かったのは不幸中の幸いであった。

昨日から白老町にあるアイヌ民族博物館でイタオマチプ(板つづり舟)の一般公開が始まった。友人の野本さんが製作したものだが、改めてアイヌの海洋文化についての説明におおいにアイヌ文化の裾野の広さを感じたわけだ。展示物のなかでもとりわけ僕の目が釘付けになったのは銛の刃先だ。クジラの骨を平たく削ってその先に鉄の矢を取り付けてある。その刃先に細いロープが着いていて3メートルほどの長さの銛の先頭にとりつける仕組みになっていた。主にメカジキ漁のためのもので大きさは手の平の半分くらい、実際の漁のときにはトリカブトの根を乾燥させてすりつぶしたものを松脂に混ぜて刃先につけたそうだ。見れば見るほど刃先には魂が込められているような気がしてしばらくその場を離れることはできなかった。製作者がいかに神経を集中して祈りを込めて削ったかが伝わるような代物であった

もしも、今の文明が終わり狩猟を余儀なくされる時代が来たときには実際にこの銛を作ろうと思う。

笑い事ではないぞ、皆の衆。

|

« アイヌ文化の担い手 | トップページ | ピンポンダッシュ王子 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: :

« アイヌ文化の担い手 | トップページ | ピンポンダッシュ王子 »