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2007年10月30日 (火)

ミートホープその後

元防衛事務次官の守屋が今日、国会の承認喚問を受けた。

苫小牧のミートホープの社長が逮捕され5日しか経っていないのにすでに遠い過去の出来事のようだ。手錠と腰縄をかけられ、捜査員に囲まれ、素顔を隠すこともなく逮捕された。あの逮捕劇は要するに江戸時代ならば市中引き回しの刑で、報道関係者、いや騙された消費者への警察のサービスでもあったようだった。全国の消費者を敵に回した田中社長の発言が警察をそうさせたと思っている。彼は、自分のやったことは安い肉をほしがった消費者に提供しただけでそんなに悪いとは今でも思っていない。騙された皆が悪いと思っている。NHKのカメラマンは、警察から社長は玄関から階段を下りてくる、と告げられ、無邪気に「ヨッシャー」とガッツポーズした。

5億円とも言われる豪邸の二階から姿を現した社長は顔を隠すことなくうつむき加減で階段を下りてきた。その間約10秒はあっただろうか。テレビ撮影には充分過ぎる時間が与えられた。ミート劇場は幕を閉じた。同じく逮捕された三男が家族と一緒に買い物をする姿を見かけたことがあった。彼は中国産のマツタケを手に取りその匂いを嗅いだあと、棚にそのマツタケを置いた。事件が発覚する前はきっと買っていただろうマツタケを彼は買うことはなかった。奥さんは事件発覚後の報道陣を避けていた当時のように下を向いていた。社長は実刑かもしれないが隠し財産はいくらかあるだろう。それでまた中国あたりで事業を始めるつもりでいる。クビにした元従業員から恨まれたまま最後の肉職人、田中はしたたかな人生を終えるのだろうか。それともまた復活するのだろうか。

ミートホープのあと、止まらない下痢便のように企業の悪事が世間に流れ出ている。下痢は薬を飲んで止めてはいけない。体に溜まった毒は全部体内から出さなければいけない。日本列島が浄化されていくようで気持ちがいい。

次はあんたの番だよ。告発するなら今だよ。

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