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2008年5月24日 (土)

アイヌ民族の先住権

最近になって、アイヌ民族の先住権についての論議があちこちから聞こえてきた。

超党派の国会議員も、5月中にアイヌ民族を先住民族として認めるよう、国会決議を求めるという。中曽根元首相の「日本は単一民族国家である」という発言からすると隔世の感がある。

現在、日本政府はアイヌを先住民族として認めていない。国連総会で「先住民の権利に関する宣言」が採択され、日本政府も賛成したにもかかわらずだ。アイヌは先住性をもった少数民族であることは認るという。これまでの政府の見解はいかにも時代劇の政治を引きずったようなアナクロ的言い回しで、問題解決から逃げてきた。

日本人の一人として、アンフェアーなルールのままで北海道に住み続けるのはどうにも具合が悪いと思っていた。自虐的歴史観という言葉はここ北海道では通用しない。あまりに強引なやりかたで日本は北海道を植民地化しアイヌ民族の人権を侵害した。これは動かしがたい事実であるからしょうがない。

我々、日本人にとってもいいチャンスである。今のアイヌ民族の先住権を認める動きを歓迎する。真実を受け止め真の民主的法治国家としての再構築をするときである。

オーストラリアでは今年2月、ラッド首相が連邦議会で演説し、先住民に対してこれまでの虐待、文化の屈辱、経済的収奪をおこなったことを認め謝罪した。未来に向かって自信をもって進んでいけるようにと、国民全体に呼びかけた。

2人の子を育てた親として、盗みはするな、嘘はつくな、と教えてきた。こんなことはあたりまえの教育である。このままでは、あたりまえの教育が北海道ではできないではないか。子供たちが新しい時代を自信を持って生きていくために、日本政府が歴史的決断をするときが来た。

福田政権に求めるのは無理かな。

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