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2008年6月 5日 (木)

こころで歩く旅

6月2日から先住民族アイヌ女性を中心にしたグループが、徒歩の旅を始めた。

宗谷岬をスタートして今月末には江別市の対雁まで380キロを歩く旅である。その映像記録を撮ることになり、宗谷岬に行ってきた。

6月1日、合流した。霧と冷たい風が吹きつけ、日中でも気温が6度しかない。そんな天候の中、出発のカムイノミ(アイヌの祈り)の儀式が行われた。

アイヌ女性、タエコさんと両親、そして同行する人々が参加、テレビ、新聞も取材にきていた。

岬を見下ろす丘でカムイノミを済ませ、翌日からの長旅の安全を祈った。

このたびの目的地を江別市対雁(ついしかり)にしたのには理由があった。132年前、カラフトの先住民族アイヌはロシア、日本の政策により強制移住させられた。実際には海上ルートであったが、その苦難の歴史を振り返り、その歴史を再認識するために陸上のルートを歩く。

そして、そのグループは多民族である。アイヌのほか、アメリカ、ドイツ、韓国、そして日本人が参加している。

パンフレットには---先住民族アイヌ、そして多民族とともに過去と未来を深く見つめ、小さな一歩を踏み出しましょう。国境の歴史をともに学び、大地への感謝と調和をもとめともに歩み、踏み出そうとすること-----。先住民族を含めた、すべての民族、地球人として、---自分を神事ること、祈ること、自分を癒し、変え、未来を進む。---

興味のある方は、http://web.mac.com/pirka.kewtum.apkas/

今までになかったアイヌ女性の行動に戸惑う人々もいるが、応援の声、カンパが少しづつではあるが増えてきた。

一昨日は、カラフトアイヌの女性から「私たちのために歩いてくれるなんて。どうもありがとう。」という電話が入り、一同感動する場面があった。

この旅をサポートするために日本の災害ボランティアでは知る人ぞ知る山口さんが駆けつけ、グループの食料全面支援を続けてくれている。

今ごろは、日本海を南下し始めたころだ。右手にはしばらく利尻富士が見え、人々を見守ってくれているだろう。

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受信: 2008年7月 2日 (水) 04時08分

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受信: 2008年7月 2日 (水) 04時15分

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