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2008年9月27日 (土)

中山国交大臣とアイヌ民族

国交省の中山大臣が辞任するという。「ニッポン単一民族」や成田空港建設に反対する人々を「ごね得」と言った。これには開いた口が塞がらなかったが、日教組が「日本の教育の癌」なら元の文部省や今の文部科学省なんかも同罪いや同病だろうに。それにしても、こんな鈍感すぎる人間をよく大臣の椅子に座らせたもんだ。麻生内閣がこんなに早く崩れ出すとはねえ。やっぱり、選挙管理内閣で終わりそうだ。

北海道はようやくサケが川に溯上する季節になってきた。日本の先住民族アイヌのサケを迎える儀式が各地で行われた。秋一番に取れた最初サケは、カムイチェプ(神がくれた魚)として祈りをささげ、また漁の豊漁を願う儀式である。

日本政府は明治時代からアイヌ民族のサケ漁を禁止し続けている。世界各国の政府のうち、先住民族の生活の糧である狩猟を禁止しているところはなく、日本が唯一のその政策を守り続けている。

北欧では先住民族サーミがトナカイを、アラスカやカナダではアザラシ漁、サケ漁など、一応の先住民族に対する生活の権利を認めてはいる。

先日、苫小牧で鈴木宗男という代議士が講演を行い、アイヌ民族を先住民族と政府に認めさせたのは自分の働きかけがあったからだと話していた。彼がどこまで本気で先住民族アイヌの先住権を認めるのかは定かではない。先住権を認めるというのには土地の返還や狩猟の権利回復を伴うので、鈴木代議士にはそこまでの考えはないであろう。自民党時代にはアイヌのアの字も聞いたことがないのに。本心は違うところにあるのだろう。

いずれにせよ、アイヌは禁止されたサケ漁がいつか自分たちの手に戻ってくるのをじっと耐え、今年も日本人が食べるサケの分の豊漁をも願い祈り続けている。この包容力には頭が下がる。

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