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2008年11月28日 (金)

大和ハウスの石垣島リゾート開発の裁判で判決

26日、那覇地裁で石垣島米原海岸で計画されている大和ハウスのリゾート開発に関する行政訴訟の判決が出た。http://www.y-mainichi.co.jp/news/12463/

この計画に反対する住民が開発予定地である農地をリゾート用地に石垣市が変更しないことを求めていたわけだが、結果は門前払い。原告の住民側は訴える資格はないというものであった。

まあ、日本の環境保護に対する司法は、この程度の低水準でしかないということをここでも表してくれたわけで、これは想定内の判決。

20年前の長野市の大和ハウスリゾート開発の裁判とまったく同じ。20年間、日本の裁判所はまったく進歩もないし、この裁判長は今の地球を取り巻く環境悪化をどう考えているのか。世間知らず、ノーテンキな判決に笑うしかない。もっと勉強しろ、裁判官。

しかし、すでにこの開発計画自体は続行不可能な状態であるのが現実で、開発を計画した大和ハウスの子会社大和リゾートは赤字経営、しかも今の世界の経済状態ではリゾートホテル客はおそらく予想を大幅に下回ることになっていたであろう。お化け屋敷のようにコンクリートむき出しのぶざまな姿が米原海岸に残されていたであろう。

大和ハウスは反対する住民に感謝状を贈ってもいい。計画どおりにホテルが建設されていたならば、大和ハウス本体の経営をも圧迫していたであろうに。

何がいまさらリゾート開発か。

本土資本による侵略行為は痛いほど沖縄の人たちは身にしみているはず。

これからは本当の八重山の良さを知る上質の観光客が石垣島を訪れる時代になる。

これからが石垣島の本領を発揮する時期に来ているのだ。がんばれ八重山。

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2008年11月10日 (月)

筑紫さんは死ぬときを選んだ

筑紫哲也さんが他界した。戦争という絶対的な悪に対して、常に警告を発してきた人生だったと感じている。

筑紫さんとは直接お会いしたことはないが、彼が編集委員をしていた雑誌に何度か投稿したことがあった。最初のは1994年のメキシコの先住民の武装蜂起を取材したルポだった。それが今も先住民をテーマにした仕事を続けられる支えとなっている。

人は死のときを選ぶという。筑紫さんもそのときを待っていたに違いない。

田母神航空幕僚長の日中戦争、太平洋戦争の旧日本軍の行動を公然と肯定、擁護する論文が明るみになった。ドイツで言えば、ナチスを賛美する軍人がそのトップにいたと考えるとことの重大さがわかるだろう。いつまでたっても日本がアジアに誤り続けるのは時々亡霊のようにこんな人物が現れるからだ。いいかげんにしろ。いつまでペコペコすればいいのかね、我々日本人は。あの戦争を肯定して、先に進む話も進まんだろうが。

自衛隊が今も戦争を肯定し、政府がそれを知ってか知らずか放置していたとなると、その責任はあまりにも大きい。シビリアンコントロールという装置が機能していない。自衛隊は暴走する下地を固めていると考えると恐ろしい。武器を持つとそれを使いたがるのが人間の闘争本能であるが、それをコントロールできない政府はもう終わっている。

筑紫さんは死の直前にこのニュースを知っていただろう。そして、自衛隊トップの過激な思想に自分の死をもって抗議したのではないか。テレビを棺おけまで持っていったのかもしれない。考えすぎかも知れないが、筑紫さんであればそうしたに違いない。

でも筑紫さんはかっこよすぎたな。個人的には、元朝日新聞記者で敗戦後、戦争推進報道した朝日新聞を退社し秋田で反戦、教育などで活動する むのたけじ さんのほうが尊敬できるが。

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2008年11月 5日 (水)

オバマ新大統領

まずは、オバマの当選を歓迎したい。

史上3番目の悪者アメリカ大統領、ブッシュの政治がようやく終わろうとしている。一番の悪は広島長崎に原爆を投下したトルーマン、2番目はベトナム戦争時代のジョンソン。

ブッシュ大統領は引退後、どんな生活を送るのだろうか。おそらく、5メートルくらいの高い塀を自宅の周りに巡らせ、夜は地下室で寝るような生活をするのではないかと思っている。常に暗殺者の気配を感じながら老後を過ごすことになるではないか。それくらいブッシュは世界中に、特にイスラム世界に敵を作ったといえる。そのほかに忘れてならないのがラムズフェルドともう2人くらいいたな、チェイニーもそうだ。イラク戦争をムリクリに始め、戦争犯罪人として国際法廷で裁かれそうなのが。

それで、オバマはどうなの?

イラクからは撤退すると言っているが、アフガニスタンには増兵すると明言している。元人権派弁護士だというオバマだが、人権のあるのはアメリカ人だけみたいにはなるなよ。ブッシュはアフガニスタンの北部同盟という山賊グループに資金を提供して、タリバンを首都のカブールから追い出した。日本でも名の売れていた暗殺された北部同盟のマスード将軍はアメリカの手先だったわけだが。そのアフガンにオバマは軍隊を増やすという。タリバンを徹底的に潰そうというのだろうか。

タリバンは日本人ボランティアを殺害するなどして悪者のイメージが強い。しかし、アフガン人にとっては、治安を回復させたり、福祉などで国内的には信頼されているそうだ。ただし、アメリカ軍の侵攻まではアフガン人の日本人イメージは極めて良かった、アメリカ軍に給油しだしてからは、アフガンでの日本の評判が坂を転げるように落ちて行った。そう語っていた、タリバンを欧米諸国の視点ではなく、現地から見つめていたペシャワール会の現地代表で、今もアフガニスタンで医療、農業に力を注ぐ中村哲さんは、オバマのアフガン戦略をどう見ているのだろうか。

オバマはCHANGE(変革)がスローガン。どうもブッシュ政権からの変革だけで終わりそうな気がする。43代続いたアメリカの覇権主義からの変革ではないだろう。軍需産業にもちゃんと気を使っているのがアフガン増派で分かる。バラクという名前はたしか、イスラエルの元首相と同じだったな。もしかしてユダヤ系の血を引いているのかも知れない。ちょっと調べてみよう。そうだとすると白人の投票動向もうなずける。

もちろんマケイン候補よりはずっと希望が持てるのだが。アメリカは変われるか、斜に構えてオバマを見ていこうと思う。

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