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2009年2月21日 (土)

中川元財務大臣の辞任は当然だが

最近続く自民党の大臣の辞任の仕方はあまりにお粗末だったが、中川財務大臣は笑わせてくれた。

辞めて当然だが、日本社会における風土が幾分関係しているように思えてきた。

人間にはだれでも失敗があって当たり前、というおおらかな前提が日本社会にはなくなってきたように感じる。もちろん今回の酔っ払い大臣を擁護する気持ちは毛頭ない。

中川大臣は、最後まで風邪薬が原因だったと釈明を繰り返してきた。これまでの異常行動が暴かれるにつれ、酒が原因だったことが証明されつつある。

風邪薬?誰がそんな子供じみた言い訳を信じるか。「国民を馬鹿にするのもいい加減にしろ!」 と思うのは私だけではないだろう。

しかし、人間だれしも間違いはある。という社会的土壌があれば、彼は、自分がアルコール中毒患者であったと告白できたのではないだろうか。

あれはどう見てもアル中。病院に行ったほうがいい。内科ではなく精神科に行くべきだ。地元の病院じゃあ、あれだろうから苫小牧の病院ならいい病院があるぞ。

国民の前で、自分はアルコール中毒患者であると表明したうえで謝罪し、一度議員辞職したほうがいい。一人の人間として、自分を見つめ直し治療に専念してもらいたい。

むしろ、アルコール中毒を克服し立ち直った後、もう一度政治の世界に戻ってくるのなら、彼を立派な候補者として認めようではないか。でもその可能性はないな。

しかしアメリカのイラク戦争を始めた失敗は、先住民虐殺の歴史とともに許されざる行為だった。イスラム世界を敵に回し、ブッシュは良識ある世界中の市民から史上最低の政治家の一人としてその烙印を押された。ブッシュ一味を戦争犯罪人とし国際法廷に告発する動きもあるとやら聞いた。そのブッシュ前大統領もアル中だったことを告白し、立ち直った。だからこそ、彼を支持した選挙人も少なからずいたのだろう。クリントンなんか職務中に若い女の子とやったんだぞ。アメリカには失敗に学ぶという社会的なおおらかさがあるのだろう。

失敗を許さない社会の雰囲気を感じたのは、私自身の経験からである。
私の長男坊は喧嘩が強く、中学生のころから高校生と喧嘩するほどだった。ところが近所の下級生を殴ってアザができ、PTA総会でつるし上げをくらった。それが原因で私たち一家は村八分にされた。それからその地域をおさらばしたのは言うまでもない。私らはさっさと逃げた。逃げるしか方法がないときは、撤退する。後に息子はこの経験がバネとなって現在の活力に変えることになる。

元気のよすぎた息子は、その後なん度か挫折を経験し、昨年、24歳にして突然のごとく立ち直った。今は二十歳のころ悪さをした全員中卒の友人達と会社を興し、役員となり自立の道を歩きはじめた。今では九州の大学に通う弟の学費の一部を負担するまでになった。

これまでに何度かこのブログに書いたが、挫折は若いうちに済ますのがいい。麻疹みたいなものだ。大人になっての挫折は回復が遅い。回復できず、最悪は自殺する例もある。民主党の元議員で偽メール事件で辞職した元エリートがそうだった。麻生首相がそうならないことを祈る。

麻生首相、早く辞めてくれ。葉巻くわえてカッコつけてる場合か。逃げるのも国民のためだぞ。

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2009年2月13日 (金)

映画 おくりびと を観た

納棺師という職業があるのだそうだ。

僕は両親を病院で看取った。父親は25才、母親は36才のときだった。しかし、納棺するところは覚えていない。見なかったのだろうか。病院を出て、次にあったときはすでに棺おけの中に入っていたような記憶がある。

映画はチェリストがリストラで失業して故郷に帰り、納棺師になる物語りで主演は本木雅弘という元アイドル歌手、山崎努が納棺業者の社長だった。山崎努には参ったね。あの演技には改めて拍手したい。本木の演技が光ってたのは山崎との対比させた演出もあった。

冒頭で美女の死体を納棺するシーンで始まるが、遺体は性同一性障害の男性だったところから始まる。

最初から笑わせる。

この作品はアカデミー賞の外国語部門にノミネートされている。どっちかというとカンヌで受賞するような作品だった。

人間の生と死を考えさせられる作品で、肉親の死を経験した僕としては泣けた場面もあった。

かなり前に見た伊丹十三監督のお葬式という作品が上映中にちらちら見え隠れしていた。比較すると おくりびと のほうがよかった。人生の悲哀を深く感じさせた。

何より脚本がよかったのだが、演出、演技も最近の日本映画作品では群を抜いていた。

去年見た 人のセックスを笑うな は駄作だったな。最後まで見たのだが「それがどうした。タイトルに騙された」というのが僕の感想。

脚本といえば、去年末に放映した 風のガーデン(倉本聰) には舌を巻かざるを得なかった。あのスト-リーの組み立てはとてもじゃないけど人間業じゃあないね。

僕の知り合いのなかで倉本さんの作品についてまたは倉本さん自身のライフスタイルに賛否両論を聞くことがあるが、否定する人間はたいていやっかみ論で終わる。残念なことだ。

最近の自公政権政治を見てるとほんと情けない。池の中でメス(政権)を取り合うガマガエルの群れを見てるようで。

それにしても麻生首相が居座ってくれるおかげで、朝青龍に悪役を求める相撲ファンならずともテレビニュースが楽しみだ。いつやめるのか、本人もわからなくなってきたのだろうか。人相を見ているとどんどんあごが細くなってきている。自殺でなんてしなければいいが。民主党も今政権を獲っても、景気回復の道筋を描ける人間がいるのだろうか。オバマ大統領も人材不足で苦労しているようだし、他人(自公)の揚げ足取りもテイゲイにしとかんと命取りになるぞ。

命取りといえば、政府紙幣発行かい。一人20万円くらいもらえるってか。そんなはした金で景気が回復するのか? 200万くらいなら分かるが。

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