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2009年9月24日 (木)

新外交政策と八ッ場ダム建設中止問題

最近ニュース番組を毎日欠かさず見るようになった。

今日は、鳩山首相と李明博大統領との握手の場面を見てちょっと感動した。韓国の大統領が笑顔満面に駆け寄り、日本の首相と握手をする姿をはじめて見たからだ。自民党時代とはこうも違うのかと改めて政権交代を実感した。オーストラリアのラッド首相との握手もそんな雰囲気だった。ロシアともいい感じだった。ただ米オバマ大統領はかなりさめていたように見えた。社交辞令の笑顔の範囲を超えてはいなかった。これまでの忠米的な政権からただの親米政権に変わったのが気に入らないのだろう。これまでの対米政策に一線を引くことや米軍艦船へのインド洋での給油をやめるといった政策がこの時点ですでに決まっていて、オバマ大統領はアメリカ国内に気を使ったようにも見えた。

あれでいいのだ。アメリカは日本が離れていくのが怖いのだろう。ヨーロッパはアメリカとは距離を置いており、日本に見捨てられるとアメリカは国際社会から孤立しかねない。そんな心理作戦でアメリカと渡り合い、インディアン狩り以来続く好戦的なアメリカ政治を変えようではないか。世界はもっと平和になるぞ。

問題は中国だな。この国はちょっとやそっとでは友愛外交は通用しない雰囲気だ。ロシアとの関係が好転すると中国がどう反応するか。まずはロシアだな。オセロゲームのようにはさみこむのが一番効く。

外交は面白くなってきたが、八ッ場ダム問題はテレビを見ていて納得がいかない。

本当に住民は建設中止に反対なのかどうかがニュースからは見えてこないからだ。中止を反対する住民の顔ぶれが知事、町長のほかは数人でいつも同じ顔がテレビにでてきているようだ。ほんとうは中止賛成なのにテレビのインタビューに答えると嫌がらせを受けるから出たくないという人たちが多いのが通常だ。こうなったら住民投票をやるかそれとも国交省は戸別訪問して声なき住民の意見を集めるのも方法がいいのかもしれない。

しかし、住民の精神的なケアーは必要だろう。国家に50年以上も振り回されてきたわけだから。

住民の説得にはお土産が必要だ。ダムの変わりに太陽光発電所か風力発電所を造るとか、川を利用した水車を作り観光に利用しながら蕎麦の脱穀をして長野原町を自然エネルギーを利用した蕎麦の街にするとか。何かしらの町おこしで住民が将来展望をもてるバックアップ政策が必要だ。

国家の政策のために犠牲になれ、というのは最悪で社会主義独裁国家がたどった道だけはさけるべきだが、建設中止反対が本当に住民の意見を代表しているのかどうかが知りたい。

現地の記者会見でテレ朝の芸能リポーターが食って掛かるように前原国交大臣に質問していた。政権交代で政治が身近になったいい例かもな。ちょっと笑えたね。

感情に流された報道は信頼を失う。

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2009年9月11日 (金)

民主党 CO2の25% 削減計画

最近読んでいる本は「グッド・ニュース 持続可能な社会はもう始まっている」 (デヴィット・スズキ、ホリー・ドレッセル 著、ナチュラルスピリット刊)。

久しぶりにいい本に出会った。

スズキ氏は日系カナダ人でカナダ国営放送により2004年のもっとも偉大なカナダ人に選ばれている。現在進行中の世界の環境保護運動の現状を報告した本だ。英国で起こった産業革命を第一次とし、現在の地球環境に配慮した産業の発達を第二次産業革命としている。

一部を抜粋しよう。

この地球で暮らしてきた数10万年の間に、人類は多くの価値

観や生き方を築き上げてきた。多国籍企業が指揮する、グロ

ーバル化された資本主義という現在の理論的枠組みは、第

次産業革命の教えから自然に生まれ育ったもので、宗教

が流されるように世界中に広まった。グローバル化された

資本主義は、その価値観(お金)と生活様式(高まる一方の

安心感と贅沢)が最も優れており、それを取り入れれば、人

々は、いっそうくらし向きがよくなり、幸せになると頭から決

めてかかるものだった。だが、そのような教義がたいていそ

うであるように、これにも致命的な誤りがあった。ひとつは、

地球の自然界の則を取り違えているという点だ。地球上

には限られた空気、水、土壌しかない、ということは、増え

続ける人間にそのように多くの贅沢と安心感を提供するこ

とができるのも、これらの物質的な快楽が底をついて、人

々が分かち合わないと生きていけなくなるときが来るまで

のことなのである。

もうひとつの誤りは、想像上の宇宙船に乗っている化学

エンジニアのように、地球を外から見て、これが本当に

私たちが望んでいるくらし方かどうかを考えて見ること

できない、ということだ。私達にはほかにも選択肢が

たくさんあるということに気づかないのである。

民主党の環境政策に反対する産業界の人々には、せいぜい自分が引退するまでの間、何事とも今のままで金を稼いで、退職金をもらえればいい、といった姑息な考えが見え隠れする。時代はあなた方が考えている以上のスピードで変化している。

第二の産業革命の時代に入っていることを認識するべきだ。新たな産業を興すチャンスであるぞ。

私の残された人生の目標は、半農半漁とちょっとだけドキュメンタリー製作。2年後には実行に移そうと思っている。

追伸、グリンピースジャパンがこんな署名活動を始めている。http://www.greenpeace.or.jp/campaign/enerevo/switch2/

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2009年9月 7日 (月)

友愛思想の源流

何年かぶりに「環太平洋インナーネット紀行-モンゴロイド系先住民の叡智」(星川淳著NTT出版)を読み返した。アメリカ、カナダの国境を流れるセントローレンス河南にある独立国家イロコイ連邦(ホーデノショーニーまたはシックスネーションズ)の社会制度が「自由、平等、友愛(博愛)」精神の源である、と書かれている。18世紀後半のアメリカ独立、フランス革命の立役者たちはイロコイ連邦の先住民の自由で平等な社会に多くの影響を受けたそうだ。

その後のアメリカは変質した。先住民を邪魔者とみなし、ウーンデットニーの虐殺(1890年)に代表される徹底的な先住民殺戮を繰り返すことになる。対日本、ベトナム、最近のアフガニスタン・イラク戦争などは”インディアン狩り”の延長だと僕は思っている。一方、北海道における日本の植民地政策はアメリカの対先住民政策を真似たものだ。

話を戻すが、本の後半に書かれているイロコイ連邦の友愛主義も長年の紛争を経験した先住民部族が最終的な結論として導いた人類の叡智である。詳しくは「一万年の旅路」ポーラ・アンダーウッド著(翔泳社)でその歴史を知ることができる。

イロコイでは老若男女全員の一致をみるまで話し合い、物事を決めていくその政治手法こそ今、我々に求められている。対話なしの外交や紛争解決の先に見えるのは戦争だ。

先日、鳩山家のルーツ鳩山農場跡に在る鳩山神社に行ってきた。北海道に入植した曽祖父の鳩山和夫の農場があったところだ。鳩山次期首相は先住民族アイヌの住む北海道で政治家として出発し、成長してきた。このことはいつも頭の片隅に置いて貰いたい。そして、留学先のアメリカに住む先住民族の知恵に学ぶことが必要だろう。

鳩山由紀夫が宇宙人であるならば地球を俯瞰することができるはずだ。世界を見渡す大きな目で人類の未来を見つめてもらいたい。

アメリカを訪問するのならイロコイ連邦で長老との対話を薦める。

彼の言う「友愛」は元をたどると先住民が長年にわたり養ってきた思想に行き着くという話である。

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2009年9月 6日 (日)

ホーム上映会

ドキュメンタリー映画自主上映会

●10/17(土)15:00~ 札幌市豊平区西岡の個人宅

カナダで撮影した「静かなる闘い-シュティカ 冬の魂」2009年作品(69分)と沖縄石垣島で撮影した「波の記憶-舟大工、新城康弘の物語」2007年作品(52分)の2本立て

●(予定)11/7(土)18:00~  十勝清水の清水公園(シアンルルめぐみ)

北海道宗谷岬から石狩の江別までの400キロのピースウォークの記録「アプカシ」2009年作品

監督、ナカムラアユミ 撮影、床田和隆 他 「静かなる闘い」の2本立て

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2009年9月 2日 (水)

2009年総選挙

ついに自民党政治が終わった。脳みその中にも秋のすがすがしい風が吹いている。

投票が終わると5秒後に鳩山由紀夫当確のテロップが流れた。その時、自民党の対立候補の事務所にいた。当初から勝負が決まっていたのはわかってはいたが、支持者は10人ほど。寂しいもんだった。事務所の外では、自民党の道議会議員が携帯で「5秒で決まったよと」知り合いに電話をしながら大笑いしていた。仲間うちからも相手にされていなかった候補は可哀想に神妙な顔で「私の力不足で---」と敗戦の弁を語らされていた。

さて、鳩山首相の誕生を前にアメリカの一部の新聞が「反米、反資本主義者だ」とか早速反応しだした。このところ南米で反米政権が次々と誕生し、かなりアメリカの保守派がびびっているようにも感じる。

しかしベネズエラのチャべス大統領に比べれば鳩山なんかどうってこと無い親米派に見える。民主党は気にせずに、オバマ政権と仲良くやっていけばいいんだ。ヨーロッパやアジアでは民主党政権は好意的に迎えられるだろうし、世界中でアメリカだけが反日的になっても、これからの経済、政治情勢を考えるとどうだろう。いつまでもアメリカの尻にくついていてアメリカと心中するのだけは勘弁してほしい。アメリカの時代は過ぎ去ったのだから。

今度の国連総会での鳩山演説で世界の反応しだいでは、むしろ東アジアは安定に向かい、沖縄の基地問題や北朝鮮の拉致問題も一気に解決に向かう可能性だってある。一部では、日本のアメリカからの自立で紛争地域への自衛隊派遣の可能性がむしろ高まるとの見方があるようだが、そのときこそ憲法9条の出番である。胸を張って、武力による紛争解決を断固として拒否するのだ。そのために外交はあるのだから。世界に日本が認められるチャンスを早々と貰った鳩山の国連演説がみものだ。歴史に残る演説を期待する。鳩山びびるなよ!

世界(ガイア)は必ず浄化へ向かっていく。

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