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2009年9月 7日 (月)

友愛思想の源流

何年かぶりに「環太平洋インナーネット紀行-モンゴロイド系先住民の叡智」(星川淳著NTT出版)を読み返した。アメリカ、カナダの国境を流れるセントローレンス河南にある独立国家イロコイ連邦(ホーデノショーニーまたはシックスネーションズ)の社会制度が「自由、平等、友愛(博愛)」精神の源である、と書かれている。18世紀後半のアメリカ独立、フランス革命の立役者たちはイロコイ連邦の先住民の自由で平等な社会に多くの影響を受けたそうだ。

その後のアメリカは変質した。先住民を邪魔者とみなし、ウーンデットニーの虐殺(1890年)に代表される徹底的な先住民殺戮を繰り返すことになる。対日本、ベトナム、最近のアフガニスタン・イラク戦争などは”インディアン狩り”の延長だと僕は思っている。一方、北海道における日本の植民地政策はアメリカの対先住民政策を真似たものだ。

話を戻すが、本の後半に書かれているイロコイ連邦の友愛主義も長年の紛争を経験した先住民部族が最終的な結論として導いた人類の叡智である。詳しくは「一万年の旅路」ポーラ・アンダーウッド著(翔泳社)でその歴史を知ることができる。

イロコイでは老若男女全員の一致をみるまで話し合い、物事を決めていくその政治手法こそ今、我々に求められている。対話なしの外交や紛争解決の先に見えるのは戦争だ。

先日、鳩山家のルーツ鳩山農場跡に在る鳩山神社に行ってきた。北海道に入植した曽祖父の鳩山和夫の農場があったところだ。鳩山次期首相は先住民族アイヌの住む北海道で政治家として出発し、成長してきた。このことはいつも頭の片隅に置いて貰いたい。そして、留学先のアメリカに住む先住民族の知恵に学ぶことが必要だろう。

鳩山由紀夫が宇宙人であるならば地球を俯瞰することができるはずだ。世界を見渡す大きな目で人類の未来を見つめてもらいたい。

アメリカを訪問するのならイロコイ連邦で長老との対話を薦める。

彼の言う「友愛」は元をたどると先住民が長年にわたり養ってきた思想に行き着くという話である。

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