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2009年10月12日 (月)

北海道にオオカミを放せばヒグマも喜ぶ話

北海道にはかつてエゾオオカミがいた。明治時代に家畜を守るために殺され絶滅していった。かつては、肉食獣の最高の地位、生態系のトップにいたはずだった。人間が生態系を破壊した身近な実例である。

そして北海道の生態系は崩れたにもかかわらず、「大自然の北の大地」とかエセキャッチコピーが幅を利かせている。北海道はそのほとんどが開発され原生林はほんの一部知床半島など限定した場所でしか残っていない。

自然に優しい、地球に優しい人間に戻るには北海道に狼を放すべきなのだ。エゾシカが増えすぎ、その食害は北海道では年間30億円にのぼるらしい。

日系カナダ人のデビッド・スズキ博士の書いた「グッド ニュース」という本にはこんな記述がある。シカは牛の仲間で硬い蹄があり、地面を固め、植生が単純になってしまう。それ故、森林の多様性が保てなくなる。アメリカには狼を森に放した実例がある。その結果どうなったかというと、まず森が再生し、植生が豊かになった。さまざまな植物が実を生らせ、さまざまな小動物が増えた。アメリカ植民地時代以前の生態系が戻ったのだ。ただ、マイナス面も当然ある。狼の住む付近の家畜が時々襲われる。しかし自治体が犠牲になった家畜の保障をする。この政策によって農家の心配は解消した。

北海道はヒグマが街に現れたというニュースを時々見る。森の生態系が戻ればヒグマの餌となる木の実や山菜が増え、人間との接触は減るだろう。

オオカミを放せば、ヒグマやリスや鳥が喜ぶ。アライグマも適正な数に落ち着くだろう。しかも人間は安全に暮らせるという話。

苫小牧東部の原野に自然を戻そうという計画がある。エゾオオカミに近いのを連れてきたらどうだろう。

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