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2010年9月24日 (金)

菅首相のお笑い外交

大笑いした。あごが外れそうになった。尖閣諸島の海保の巡視船に衝突した漁船の船長が突然釈放されるという。

結果は予想の範囲だったが---。

しかし。前原外務大臣が決めたのかと思ったら、地方の検察が「私らの判断で」と記者会見で発表していた。

「うそだろ」 「何かの間違いだろう」 

何のために首相、外務大臣がいるんだ。

職場放棄だ。

しかも官房長官が苦し紛れに「こんなこともありうる」だと?

「ありえないって。あってはならない」

政府が地方の検察に外交を丸投げしてどうする?

素人でもわかるぞ。

前原外相の「冷静に」は何もしないことだった。

オバマは訪米中の菅首相にジョークを飛ばしたに違いない。

「プライムミニスター、カン。漁船の船長なんかさっさと返しちまえばいいんだよ。船に積んでる魚が腐って臭いだすぞ」とかなんとか。

ジョークを真に受けた菅首相は急いで電話で指示した。

「今すぐ船長を釈放せよ。アメリカの意向だ」とか。

菅、前原、岡田ラインはアメリカの言いなりだから有り得る。

だめだこりゃ。

あーあ、菅民主党政権は長くないと思ったが、予想よりこの政権は短いぞ。沖縄知事選までか。

領土問題、油田が絡んでいるにしても、中国の漁船の船長を取り返すための行動はみごとだった。海外の日本国民一人を取り返すのに日本政府のこれほどの努力をするだろうか。

少しは中国外交を見習え前原外務大臣。

この件で何も学習できなかった菅政権。

小沢一郎の一声が聞こえてきそうだ。

「バカが」

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2010年9月19日 (日)

「知里幸恵 銀のしずく記念館」がオープン

Ginnosizukukan1        今日開館した「知里幸恵 銀の滴記念館」

1903年、北海道登別で生まれた知里幸恵は「アイヌ神謡集」の著者で、アイヌ民族口承文学の至宝である13編のカムイユカラを残し19歳の若さで世を去った。

「銀の滴降る降るまわりに、---」で始まるフクロウのカムイが語る格調高いユカラは「アイヌ神謡集」の冒頭に収められている。そのほか狐や狼、蛙の神が語るユカラなどがある。

岩波文庫版の序文に知里幸恵はアイヌ民族をこう表現している。

「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました。天真爛漫な稚児の様に、美しい大自然に抱擁されてのんびりと楽しく生活していた彼らは、真に自然の寵児、なんという幸福なひとたちであったでしょう。

---太古ながらの自然のすがたも何時の間にか影うすれて、

---時は絶えず流れる、世は限りなく進展してゆく、激しい競争場裡に敗残の醜をさらしている---。

アイヌに生まれアイヌ語の中に生きいたった私は、雨の宵、雪の夜、暇ある毎に打集まって私たちの先祖が語り興じたいろいろな物語のなか極く小さな話の一つ二つを拙い筆に書き連ねました。---」

まるで今の日本を語っているかのようだ。

日本は江戸から明治にかけて彼らの土地を奪い、文化を奪ってきた。それは今も進行中である。この本は、日本人もかつて信仰していた八百万の神、自然信仰の原点を見る思いである。大陸人からの侵入以前、一万年以上続いた平和の文明である縄文から続く、原日本人、アイヌの共通の思想である自然との共生への憧れを思い起こさせてくれる。

Ginnosizukukan2

「銀の滴記念館」は、知里幸恵の姪にあたり長年の友人である横山むつみさんと横山孝雄さん夫妻の呼びかけに応えた2500名以上のカンパによる結晶である。

知里幸恵 銀の滴記念館:北海道登別市登別本町2-34-7 

地図はhttp://map.yahoo.co.jp/pl?p=%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E7%99%BB%E5%88%A5%E5%B8%82%E7%99%BB%E5%88%A5%E6%9C%AC%E7%94%BA2-34-7&lat=42.45177847&lon=141.16713183&ei=utf-8&v=2&sc=3&datum=wgs&gov=01230.24.2.34.9

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2010年9月15日 (水)

民主党選挙

最後までマスコミのマインドコントロールが解けなかった党員、サポーターの差が今回の菅政権続投につながった。

民主党再出発の良い機会だったのだが、マスコミを含めアメリカ追従派の作戦が功を奏したわけだが、これで終わったわけではない気がする。

早晩、菅政権はほころびを隠せなくなるだろう。沖縄知事選が控えている。民主党に裏切られた沖縄県民の意思は反米一色になり、立候補を表明している宜野湾市長が新知事に選ばれるとぼくは期待を含めて予想している。アメリカに顔色をうかがう一方で沖縄県民の反米行動が菅政権を揺るがすことになるだろう。

経済政策でも「雇用、雇用、雇用」と絶叫した割にはさっぱり失業率は低迷したままで、菅政権は国民から見放されるだろう。

そうなったときに、やっぱり最後は小沢一郎かということになるのではないか。

日本は、南米の反米政権とまでは行かないが、これまでの日米軍事同盟による対米政策を転換し、思い切った経済政策で地方分権、国民本位を実行できる民主党が誕生することを願うばかりである。

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2010年9月14日 (火)

「エコノミックヒットマン」と「さらば日米同盟」

「エコノミックヒットマン---途上国を食い物にする」(東洋経済新報社)という本がある。著者はアメリカ人ジョン・パーキンス。

カバー裏にこう書いてある。 ---私の仕事には主要な目的が二つある---。第一に、巨額の国際融資の必要性を裏づけ、大規模な土木工事や建設工事のプロジェクトを通じてメイン社ならびに他のアメリカ企業に資金を還流させること。第二に、融資先の国々を破綻させて、永遠に債務者の言いなりにならざるを得ない状況に追い込み、軍事基地の設置や国連での投票や、石油をはじめとする天然資源の獲得などにおいて、有利な取引をとりつけることだ。---(本文より)

これまでに餌食になった国は南米、アジア、アフリカと数多い。この本はノンフィクションで実話を本人が書いている。アメリカがいかにして世界の富を独占してきたかを知るための必読の書だと思い買った。

そして、なぜアメリカは国連の承諾なしにイラク戦争を開始したかという理由のヒントが読み取れた。ベネズエラのチャべス政権の誕生が大きい。近年、反米政権が次々と誕生した南米の中でも、チャべスは肝いりのアメリカ嫌いで有名である。しかも、世界有数の産油国でその多くをアメリカに輸出していた。チャべスは石油会社を国有化しアメリカの石油戦略は大きくつまずいた。ブッシュ政権は無理やりでもイラクの石油が欲しかったのだ。

エコノミックヒットマンによる経済的作戦に失敗し、アメリカの傘下に入らない国は軍事攻撃(パナマ、エクアドルもそうだ)してまでも自分の物にしてしまうというアメリカという傍若無人の国、いまや地球上でもっとも危険な国であることを再認識した本であった。

もう一冊は元レバノン大使が書いた「さらば日米同盟」(講談社)。

この本は、いかにこれまで自民党政権がアメリカと異様な関係を結んできたかを証言し、これからの日本という国の方向性を示してくれた元外交官の良心の書である。

天木直人は、イラク戦争支持し自衛隊を派遣した当時の小泉首相に対して、反対意見を申し出た為に外務省を解雇された人物である。今の外務省は対米従属派が大勢を占めており出世の条件となっているらしい。

天木氏のイラク戦争への加担を反対した提言が正しかったことは現在、証明済みである。良心を持った世界市民はイラク戦争を始めたブッシュ大統領と軍産共同体を許すことはないだろう。アメリカを始めとするイラク、アフガニスタンの戦争の何十万という犠牲者に報いる為に、日本はアメリカの戦略から手を引くべきである。

戦後、日米安保体制が発足、東西冷戦を経て、その壁が崩壊した現在も日米の異様な関係が続いている。日米の軍事同盟がこのままでいいはずはない。アメリカが日本を守ってくれるなんて幻想に過ぎない。我々は騙されているのだ。知らされていないのだ。すでに在日米軍はアメリカの世界戦略の重要な位置づけとされている。憲法9条に明らかに違反している状態なのである。

このままでは、日本は世界の笑いものにされる。「いつまで日本はアメリカのいいなりでいるのか」と。

マスコミが伝えなかった今日の民主党の党首選挙の本当の争点はここにあったのだが。結果には失望した。新しく選ばれた菅政権が古い自民党の外交を引き継ぐ結果となるのは目に見えている。沖縄返還の日米の密約問題、日米地位協定改定問題もあやふやになったまま、辺野古への米軍基地移転を認めた菅政権に期待することは何もない。

現在の民主党の政権内にアメリカとの対等な関係を築こうとする気骨のある政治家は皆無だ。

日本国民が米軍基地にノーを突きつければアメリカ軍が沖縄から出て行く可能性は大いにある。国民の意思表示が一番の外交手段でもあるという。

日本の民主党政権が対米従属政策から脱却し、自衛隊を専守防衛のための軍隊として認め不戦を誓い、憲法9条を武器に真の独立国家として再出発できるか。「さらば日米同盟」は日本と世界の戦争と平和を考えさせる本である。

今日紹介した2冊「エコノミックヒットマン」「さらば日米同盟」は日本人が戦後、従属してきたアメリカという国がどんな国なのかを知り、これから日本が目指す方向性を再確認できた本である。

南米ではベネズエラ、ボリビア、ブラジルなどアメリカ戦略と決別した大統領が誕生している。イギリスではブッシュと手を組んだブレアー元首相がイラク戦争の責任を問われている。

民主党政権はどうして小泉元首相のブッシュを支持した責任を追及できないのか。菅政権がアメリカ追従政権だからである。

日本は世界から見れば発展途上国であるな。

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2010年9月 8日 (水)

「波の記憶-舟大工、新城康弘の物語」上映会のお知らせ

10月に鎌倉で久しぶりの「波の記憶-舟大工、新城康弘の物語」の上映会が決まりました。

ハワイの大型カヌー、あのホクレア号の乗組員も参加したり音楽のライブもやるそうです。

詳しくはhttp://middles.net/event/event-page101002.html にアクセス!

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ポールシフトが起こった!北米先住民ナバホ、ウラン被害を語る会

ナバホ先住民族ナバホのノーマン・トゥーリー Norman Tulley さんが語るウラン被害の実態を聞いた。

広島・長崎の原爆製造のためにアメリカが掘り出したウランの鉱山による放射能汚染がいまだに続いている。その土地に生きるしか方法がない人々が次々とがんに侵され死んでいる。治療の為の病院もなく、アメリカ政府、ナバホ政府は住民の被害を無視しているという報告だった。 「我々はアメリカ政府の戦争捕虜である」という言葉は重い。

日本人にも同じことが言える。太平洋戦争後、アメリカによる日本政府の実効支配が続いていることを日本人も考えなければならない。金さえ儲かれば、雇用さえ確保されれば良しとしてきた時代の転換期に生きていることを知るべきだ。

「人の土地を戦争して人殺しをしてまで奪うことは我々はしない」 ノーマン・トゥーリーさんは星条旗を逆さにして自宅の壁に張ってあるそうだ。

Norman

「放射能汚染の水と土を政府に送ってみたらどうか?」と提案した。ホワイトハウスの前でその水を撒けばどんな反応を政府はどんな反応を示すのだろうか。何の罪を先住民に問うのだろう。アメリカ政府には責任がある。戦後においても核を太平洋に、劣化ウランをイラクにばら撒き地球上の生命を危険に晒し続けるアメリカという国。

金やウランを得る為に大地を掘り返すと人類は滅亡するというナバホ神話が残っているという。かつて人間は同じ行為により神により罰を受けた。「同じ過ちを繰り返してはならない」という語りに参加者は真剣に耳を傾けた。

そして驚いたのは「太陽の位置がずれている」という話だった。

これは何を意味するのか。

近年、ナバホの大地にも異変が続いている。冬には家の入り口をふさぐような大雪が降った。いつもは乾燥した夏に雨が降り続いているという。

日本の夏はまるでアリゾナの暑さのようだという。

「(目視で)太陽の位置が例年と違って3インチ(7.5センチ)ずれている」というのだ。

地球の北極と南極を結ぶ地軸が変化したことを意味する。要するにポールシフトが起こったのだ。世界を揺るがす大ニュースを彼は淡々と語りだしたのだ。

顎が床に落ちそうになった。

ついに来たか。地球的大変動の時代がやってきたのだ。

偏西風が北に偏ったのでなく、太平洋高気圧が勢力が強いのではなく、熱帯が北に移動したのだ。今年の異常気象の原因はここにあった。

円高や株式相場に振り回されている人々、石油確保のために戦争している人、原発のウラン鉱、ダイヤモンド、レアメタル探しに必死になっている人、オリンピックの金メダル取りに目の色を変えている人、リゾート開発に人生をかけ土地を売買する人には悪いがあなた達の時代は終わった。

我々は生き抜くすべを先住民に学ぶ 共生の時代 に入ったことを覚悟しなければならない。

次回はアメリカに関する本2冊を紹介をしたい。

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