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2011年5月24日 (火)

日本のエネルギー政策

「よくわかる原子力」を読もう

http://www.nuketext.org/suishin.html

これを読むとなぜ日本に原発があるのか。どうして原発は無くならないのかがよく分る。

最後の部分はとくに我々が見逃してきた耳にいたい、心の中を見破られたような気分になる。

日本の原子力政策の決定の仕方と欧米との違いがよく分る。

一言で言えば、市民が政策決定に関係することなしに大事なことが我々の知らない間に決まっていくことだ。

この悪循環の仕組みを作っている組織を潰さない限り、時間が経過するにつれて事故は風化して同じ間違いが繰り返されることになる。

2010年の6月に政府が策定した日本のエネルギー基本計画をhttp://www.meti.go.jp/committee/summary/0004657/energy.htmlのページから読むと化石燃料と原子力に頼るのだと書いてある。

一刻も早く見直すべきだ。風力、太陽光、水力などの自然エネルギーに関する記述が全くないのだ。

こんな政策は一刻も早く見直せ! その中の一文にはこう書いてある。

基本計画は、今後とも、世界のエネルギー情勢、我が国の経済情勢、個々の施策の効果に対する評価も踏まえ、少なくとも3年ごとに、必要があると認めるときには変更することとする。

2010年のメンバーは以下のとおり

委員長

黒田 昌裕(東北公益文科大学 学長)

委員

  • 安部 順一(読売新聞 東京本社 編集委員)
  • 岡本 行夫(外交評論家・岡本アソシエイツ代表)
  • 柏木 孝夫(国立大学法人東京工業大学 統合研究院 教授)
  • 小宮山 宏(株式会社三菱総合研究所 理事長)
  • 崎田 裕子(ジャーナリスト・環境カウンセラー)
  • 嶋津 八生(日本放送協会 解説委員)
  • 白石 隆(総合科学技術会議 議員)
  • 種岡 成一(日本労働組合総連合会 副会長)
  • 鶴田 俊正(専修大学 名誉教授)
  • 寺島 実郎(財団法人日本総合研究所 会長)
  • 内藤 正久(財団法人日本エネルギー経済研究所 理事長)
  • 中上 英俊(株式会社住環境計画研究所 所長)
  • 橋本 昌(全国知事会 エネルギー・環境問題特別委員会 委員長)
  • 松橋 隆治(国立大学法人東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授)
  • 松村 敏弘(国立大学法人東京大学社会科学研究所 教授)
  • 三村 光代(社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会最高顧問)
  • 山地 憲治(財団法人地球環境産業技術研究機構 理事・研究所長)

人間の顔を持った悪魔たちは福島原発の事故ではテレビの前で頭を下げ、あとはじっと時間が過ぎ去るのを待っている。原子力産業がばらまいた金を受け取った人間の顔をもった餓鬼どもも悪魔の肩越しにこっちを盗み見ている。

「謝って賠償金を払えば、そのうちにまた稼げるときが来る」

悪魔たちはじっと暗闇から我々消費者の様子をうかがっているのだ。

菅首相はエネルギー基本計画見直しの前倒しをすると明言したらしい。実行するのかどうか疑わしいが、とにかく有言実行を期待する。

2011/5/23付の日経ビジネス電子版を読んだ。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110520/220059/?rt=nocnt

日本を代表する経済紙がこんな記事を掲載する時代が来るとは思いもよらなかった。感動した。記事の最後を北米先住民ホピに伝わる言葉で締めくくっている。

次の日本のエネルギー政策を決めようとしている人々よ。瞳をこじあけてでも記事を読むがいい。

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