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2011年6月14日 (火)

桂の木を見て思った

Ca3e0100右の木は樹齢200年以上の桂の木。6月13日北海道富良野市近郊の山林で撮影した。

根元で直径は一メートルをはるかに超えている。北海道ではもう大木の部類に入る。明治時代以前はこんな木はそこいら中に生えていたというが、ほとんど伐採されてしまった。原生林というのは北海道にも知床半島とこの森くらいにしか残っていはいない。

北海道が”大自然の緑の大地”というのは真っ赤な嘘である。人間という外来生物によって北海道の生態系は破壊しつくされていった。

木の根っこ左にある白い房の付いた物は先住民族アイヌが祈りの時(カムイノミ)に必ず使うイナウという幣(ぬさ)だ。

神社で神主が手にする紙の幣と同じと考えてよい。

なぜこの木の地面に刺しているかというと、これから木を切り倒すのに神に祈りを捧げるため。イナウは神と交信するための道具とでも言って良いかと思う。

神にこれから木を切って舟をつくるために伐採の許可と作業の安全を祈願する。

この木から舟を作るのだ。イタオマチップという丸木舟を底にして板を横に張る外洋航海も可能な舟を作るのだそうだ。

自然への尊厳を忘れず、まずモノを作るはじめに祈る。必ず祈る。

目に見えない何かに向かって祈るのだ。

見えない何かとはなんだ?

日本人のいうあの世だ。

最近、宇宙は現在の人間の科学では見つけることができない宇宙全体の74%の暗黒物質や24%の暗黒エネルギーで存在していることを知った。つまり人間の見て知ることのできる世界は宇宙全体のわずか4%にすぎない。

いわば我々の住むこの世よりも肉体を脱ぎ捨てた後の世界、あの世の方がずっと広くて深い世界ということなのだろう。

世界の先住民族はあの世(ダークマターやダークエネルギー)の存在を昔から大切に信仰の対象としてきた。

現代文明以前からの知識を持った人々である世界の先住民族はこの世に居ながらあの世との交信をするということなのだろう。

日本人が普段は経験できない場に私は臨場したのだ。

そういえば、カムイノミを撮影しようと無線マイクをセットしたのだが、ノイズが入って使えなかった。あの世との交信中なの電気信号が乱れたのだろう。

カムイノミが終わるとノイズは消えていた。

先住民アイヌは舟というモノをつくるために心であの世と交信する。

日本人はモノつくりが得意だ。男たちは家庭を顧みず国家の繁栄のために一心不乱にモノつくりに邁進してきた。

三菱自動車の社長が得意満面にテレビで会見していた。日本人のモノつくりが東日本大震災を復興させると。

モノつくりの名人芸を発揮するのはいいが、戦後のモノつくりが置き去りにした心を取り戻すことも大事な気がする。

心を置き去りにしてきたモノつくりでは幸福に結びつくことはないことを毎年の自殺者三万人という現実が証明しているのだ。

パラダイムシフトという言葉の意味を三菱自動車の社長は知らないのだろう。いや、知るのが怖いのだろうと思う。

今までの自分の信仰してきた経済発展第一主義の世界に頭の天辺までどっぷり浸かっている一人だからな。

あの世が怖いのだ。

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