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2011年10月21日 (金)

上映会ご案内

一年ぶりにこの作品の上映会が企画された。北海道有数のスキーリゾートで行われる意味は大きい。今回は災害救援ネットワーク北海道の被災地活動を支援する目的だ。上映後には災害救援ネットーワーク北海道の代表で友人の山口さんとのトークもやる。長野県中野市でも上映が予定されている。闘争本能丸出しの抗議活動も時には必要だが、こんな抵抗運動も大きく人々に影響を与える。

Photo

きれいな水が湧く美しい森、神聖な修行、狩猟の場所であり、山菜などの食料を与えてくれる。そこが「シュティカ(冬の魂)」だ。

2000年の春のことだった。リゾート開発の計画を知った村人は話し合い、小さな山小屋を建てた。
そこに一人の男が今も住んでシュティカを守っている。男の名はヒュービー。「私たちは新鮮な空気、澄んだ水が必要だ。リゾートは要らない」と言う。

2010年冬のオリンピック会場となるウィスラースキー場はかつて彼らの猟場で生活の一部だった。
今はその面影もない。 ウィスラーから北へ50キロ、欲深い人間にとってシュティカはリゾート開発にもってこいの場所だった。「ここを発見したしたのは私よ!」と女子スキー競技の元金メダリストであり開発業者はそう叫んだそうだ。 1492年コロンブスの新大陸到達時代と頭の構造は変わっていない。

シュティカの森が大好きだという女の子は、欲深い人は必要以上のものを欲しがり、他人のために残すことをしないと話す。
法律家のクライ博士は国内法だけでは問題は解決しない。国際法で先住民の人権は守られるべきだと解説する。
地元ジャーナリストは経済・教育システムのパラダイムシフトが必要だとも語った。

私たちの社会が目指した物質消費社会が今、岐路に立たされている。大量生産、大量消費によって人々の生活が破綻し始めた現在の状況をカナダ先住民はどう見ているのだろうか?

長老の一人は「白人は用意ができているかな? 私たちはその時が来るのを待っているんだ」と語る。気候変動がその予兆だというその長老には近未来が見えているようだった。

シュティカを守る人々が語るメッセージを真剣に受け止める時代に入った。

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