« 南アのCOP17は有意義な会議なのか | トップページ | ”冷温停止”ってどういうことだ?  »

2011年12月14日 (水)

ドキュメンタリー あしたが消える-どうして原発?-

1989年公開の福島第一原発を描いた55分ドキュメンタリー映画を苫小牧のシネマトーラスで観てきた。

提供が原発を考える映画人の会、配給がマジックアワー+シネマディスト。

映画のフライヤーの裏には次の見出しで解説が始まる。

「どうして、日本は、22年前のこの時に、”原発問題”を解決しておかなかったのだろうか」

公開された1989年はチェルノブイリ原発事故が起こって3年後のことだ。当時の世界の人々はヨーロッパを中心に脱原発へと舵を切っていった時代だった。我が家も反原発キャラバン隊のトラックに家財道具を積んでもらってフェリーで北海道に渡ってきたのを思い出した。

映画の主人公は原発建設労働者の父親を骨癌で亡くした女性。

「父は、日本の原発は二重三重の安全装置があるから絶対安全だと言っていた。父の言葉に、私はずっと原発は安全なものだと信じてきました。その父は、骨癌で入院して、四箇月であっという間に亡くなった。今、原発は安全、を信じようとする従業員の信頼に本当に答えているのでしょうか」と原発の安全性を疑った。

我々が今、使っている電気は癌で死んでいった多くの生命の灯火である。

ウラン鉱山で労働者と付近の住民は死に、原発建設で労働者が死に、原発事故でまた死人が出る。

金儲けを専門とする評論家の勝間という女は”原発は安全だ”という洗脳された頭でテレビで「福島の事故で死人が出ましたか?」と呪文のように唱えていた。冷血動物以下のゾンビのような顔をした女だ。まだテレビに出てるのかなあの女は。最近はテレビを見ないので知らないが。

チェルノブイリ事故では放射能の恐ろしさを知らない無知な労働者がろくな防護服もなしで事故処理にあたり、ヒーローとして扱われて犠牲者となって殺されていった。

そういえばフクシマの事故でも現場に残った労働者たち50人をフクシマ・フィフティとしてヒーローに仕立て上げたのは欧米のメディアで日本のメディアも調子に乗って煽てあげていたな。

チェルノブイリと同じだ。

このドキュメンタリーで驚いた証言があった。

元原発設計者の田中三彦氏は福島第一原発4号機は歪んだ鉄の原子炉容器を高熱を加え、ジャッキで強制的に整形しという。また、原発の耐用年数は電力会社の基準より10倍も劣化が進んでいると証言していた。

地震国の日本で、原発は安全だとはもう誰も信じていないだろう。しかし、アメリカの言いなりな野田首相は原発を推進する姿勢を打ち出している。

世界で一番危ない国、それは北朝鮮やイランではなく胎内に放射能を抱え込んだ日本である。日本列島全体が癌に冒される日は遠くないだろう。

今オーストラリアにいる息子はもう日本に帰りたくないと言っている。愛国心とか郷土愛なんてものは権力者が国民を騙し利用すための陳腐な戯言でしかない。

若者たちよ、この国を捨てられるものならすぐにでも捨てよ。

そして生き延びろ。

|

« 南アのCOP17は有意義な会議なのか | トップページ | ”冷温停止”ってどういうことだ?  »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ドキュメンタリー あしたが消える-どうして原発?-:

« 南アのCOP17は有意義な会議なのか | トップページ | ”冷温停止”ってどういうことだ?  »